男の尿もれを斡旋させる前立腺肥大症と男性ホルモンの関係

尿もれ

前立腺肥大症という言葉は40歳以降の男性だと聞いたことがある有る病名ではないでしょうか?男性特有の症状で、主に男性ホルモンによって引き起こされる病気になります。

そして、そんな前立腺肥大症の代表的な症状に「尿もれ」というものがあります。最近、ふとした時に尿もれしてしまう…昔ほど尿のキレ味が悪くなっている…という感覚がある人は、尿もれに隠れているかもしれない前立腺肥大症について知識を持っておきましょう。

前立腺肥大症から尿もれまでの仕組み

男性の尿もれは前立腺肥大症が関係していることが多いと言われています。もちろん、尿もれにはたくさんの原因がありますが、主に2つとされています。

  • 過活動膀胱
  • 前立腺肥大症

この2つが、男の尿もれのほとんどの原因と言われています。

過活動膀胱による尿もれ

過活動膀胱は男女問わずに尿もれの原因とされている病名です。

脳と膀胱の連携が上手くいかずに、膀胱が勝手に収縮されることで尿もれが起こるという仕組みになっています。

前立腺肥大症による尿もれ

男性の場合、前立腺肥大症によって尿もれという症状が現れます。

また、前立腺肥大症の人の50~70%以上が過活動膀胱を併発しているパターンがあると言われています。

男性ホルモンが原因で前立腺肥大症に・・・

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画像引用:前立腺肥大│男性更年期 | イソフラボン倶楽部

基本的に前立腺肥大症の原因は男性ホルモンだと言われています。男にとって重要なホルモン物質なのですが、その男性ホルモン(テストステロン)が悪く働いてしまうことで、前立腺を肥大させ、硬化させてしまうんです。

本来、男性ホルモンであるテストストロンは前立腺に対して機能を維持する働いてくれます。テストストロンは5αリダクターゼと呼ばれる酵素によってジヒドロテストステロンに変化し、そのホルモン物質が前立腺の維持に一役買っています。

しかし、そのジヒドロテストステロンの刺激が強くなることで維持が肥大へと変わるんです。

だから、世間では男性ホルモンが前立腺肥大症の主な原因と言われているんです。

前立腺の肥大が尿もれへ繋がる

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画像引用:前立腺肥大症の原因 | 健康長寿ネット

前立腺は膀胱の下にある臓器です。上記の画像を見てわかる通り、この前立腺が肥大してしまうと、すぐ上にある膀胱を圧迫してしまいます。

肥大していない前立腺の大きさはクルミ程度の大きさと言われていますが、肥大している状態は風船に30~50ミリリットルくらい水を入れたくらいの大きさになります。酷い人だと100ミリリットルの大きさまでなると言われています。

そして、肥大してしまうと膀胱が強く圧迫されてしまい、脳が圧迫されている=尿が膀胱に貯まっていると勘違いしてしまい尿もれへ繋がります。

本来なら尿が膀胱に貯まって圧迫感を脳が察知して、放尿命令を下すんですが、別の臓器によって物理的に圧迫されても脳は放尿命令を出してしまうんです。

前立腺の肥大は尿道も圧迫する

前立腺は膀胱と隣接状態にありますが、もう一つ肥大によって圧迫してしまうのが尿道です。一見、尿道が圧迫されているなら、尿の漏れを防ぎそうなものですが、これも脳が誤審してしまうことで尿もれへと繋がります。

尿道が圧迫される=尿が出にくい状態です。そうすると、通常の膀胱運動で出していた尿が出にくいと膀胱の細胞は察知し、脳へ司令を出します。そして、いつもより強い力で膀胱が尿を排出しようとしてしまいます。

この流れによって膀胱が過度に力を入れてしまうので、膀胱の細胞や神経が傷んでしまい、上手に制御ができなくなってしまい尿もれへと繋がります。これを切迫性尿失禁言います。

尿道が圧迫されることで膀胱に尿が貯まってしまう

前立腺の肥大が進み、尿道がますます狭まってしまうと膀胱に尿がパンパンに貯まってしまいます。

その結果、行き場を失った尿は、ちょろちょろと尿道から出るようになります。これも尿もれの原因であり、これはいつ流性尿失禁と言います。コレに関しては、かなり肥大が進んでいると考えられるので、緊急搬送されるケースもあるようです。

また、これより先に進むと、膀胱に尿が貯まってしまうことで腎臓に負荷がかかってしまい、腎不全などの病気も併発する恐れも高くなります。

尿もれは良性の疾患

尿もれは不快感や億劫な気持ちにさせてしまう症状ですが、基本的に良性の疾患と言われています。つまり、尿もれが気になるからと言って、急を要することは稀です。

しかし、その尿もれが違った原因によって発生している可能性も秘めているということです。その代表例が、男性の場合は前立腺肥大症ということです。また、稀ではありますが、脳血管障害やパーキンソン病が尿もれの原因という場合もあります。

良性の疾患という認識が強いですが、重大な病気のサインの可能性も秘めているので中年以降は健康ファクターの1つとして認識しておいてもいいでしょう。

こんな人は前立腺肥大症による尿もれの危険があるかも!

簡易ではありますが、尿もれに隠れる前立腺肥大症の症状やサインを紹介します。あくまでも参考程度になるチェックなので、他に違和感を感じている人は専門医に診てもらいましょう。

1.頻尿

成人男性の通常の尿の回数は1日4~7回と言われています。また、その1回の尿で排泄される量が200~400ミリリットルです。よく尿検査で出されている紙コップが200ミリリットルなのであれ満タンくらいが基準だと思ってください。

1日の尿の回数が7回以上で、1回の量が200ミリリットル以下の場合、頻尿の可能性があります。

2.強い尿意切迫感

人によって尿意は異なると思いますが、昔より強い尿意の催しがあり、我慢できないくらいの時がある人は、強い尿意切迫感があると言ってもいいでしょう。

また、何の前触れもなく急に強い尿意がある場合も尿意切迫感が強いと言ってもいいでしょう。

3.尿の勢いが弱い

成人男性の排尿平均時間は20~30病と言われています。勢いが弱い=尿の時間が長いということになりますので、この場合も膀胱や尿道に何らかのアクシデントが発生している可能性が高いと言えます。

特に1度の排尿に1~2分もかかるという人は、尿の勢いが弱いと思っていいでしょう。

4.残尿感がある

これは加齢に伴って感じる人が多いと思いますが、残尿感や「尿のキレが悪い」、「尿ができれていない感覚」「尿道の奥に尿が残っている感覚」というのがコレに当たります。

また、排尿後にしっかり、尿を切ったのに下着が濡れてしまうという人も残尿感が強いと言っていいでしょう。

しかし、残尿感については生まれつき違和感を覚えている場合もあるので、これだけで前立腺肥大症の可能性が高いかも!?と言えるほど大きな問題ではない可能性もあります。

まとめ

尿もれに関しては、若い人も中年の人も、高齢者の人も何度か経験したことがあることだと思います。特に30歳をすぎる、排尿に関して違和感を感じたことがあるという人は多くなると思います。

でも、殆どの人は何度も続かないし、「前にそんなこともあったかな?」くらいの気にならない症状かと思います。

しかし、中年以降になるとそういった数少ない違和感が重大な病気のサインとなっている場合もあります。何が言いたいかと言うと、若いときほど身体にガタがきやすくなっている年齢にも関わらず、若い時と同じスタンスで小さな違和感や症状を受けてとっていてはいけないということです。

個人的に、「手遅れ」よりも「とりこし苦労」の方が結果的に良いと思います。というよりも、殆どの人がそうだと思うので、自分の年齢に見合った対処と警戒をすることは重要なことですよ。

また、最後になりましたが、当サイトのコンテンツはあくまでも素人が書いているにすぎないブログなので、医療的な信憑性は病院や専門医と比べると遥かに劣っていますので、参考までに。

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